LEICA M-E

2023.12.30
暖かくて風もなかったので久しぶりの散歩へ。
いつも通り適当な場所に並んでもらって写真を撮る。
変な顔をしてるということは、機嫌がいいってことでもある。
母と娘はいつの間にか服を交換できるくらい大きくなった(4枚目)。
散歩で終わる一日にとても幸せを感じる。

家族写真についての上田義彦さんの文章が好きでよく読み返している。とてもよくわかる。

写真の中で家族がほほ笑んでいる。
一刻、一刻、過去となり、忘れ去られてしまう運命にあるなんでもない日常の中に、二度と見ることの出来ない、大事な小さなほほ笑みがある。
写真はそれを鮮明に記憶してくれる。
家族がいつもいつもほほ笑んでいるわけではない。
悲しい時、苦しい時、誰かが怒っている時、夫婦ゲンカしている時などなど、日常茶飯事だ。
でもそんな時、わざわざ写真を撮る気にはならないだろう。
それより誰かがちょっとうれしそうな顔をしているのを見つけると、そそくさとカメラを手にとる。
だから自然とアルバムの中には、小さなほほ笑みが、たくさんつまってゆくのだろう。
悲しみは忘却のかなたへ、ほほ笑みは写真の中へ。

2006年1月11日 上田義彦

引用元:at home